アトピー覚書ブログ

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食べたらかゆくなる

食べ物を食べることにより、生理現象としてかゆみが出ることがあります。

これを知らずに、食べてかゆくなる現象を経験すると、食べ物をアトピーの原因と勘違いする場合があるようです。もちろん、食物アレルギーを除きます。

私の印象ですが、多くの患者がアトピーと食べ物が関係していると考えているようです。けれども、多くの医師はアトピーと食べ物は関係ないと考えているようです。

 

山本一哉医師による、食べてかゆくなる現象についての説明です。この説明に尽きているように思うので、書き起こして引用します(動画の17:18あたり)。

基本的に食べ物の注意は何もしなくていい。いいですか。汚したらかゆくなるというのは覚えておいて。(皮疹のある)ガジガジのところから入ったらおかしくなるよ。ただしちゃんと(口から)入ってくれたら平気。ただね、食べて温まるものはかゆくなるよ。(中略)

食べちゃいけないものというのはありません。温まったらかゆくなるんだから、これから、お鍋やります。ポカポカ食べ終わって、汗出たねっていったらかゆくなります。それ食べ物が悪いんじゃなくて、温まったからだと覚えてください。

 


アトピー性皮膚炎とスキンケア 山本一哉

 

また、同様のことを、佐藤健二医師が指摘しています。

「うちの子どもは食事した後で悪くなりますよ」というお話を良く聞きます。でも実際は、食べた後で起こってくる生理現象をあたかも病気が悪くなったように評価しているんです。食べたら必ず消化管が動きます。動くと熱が出て、暖かくなると痒みが出たり、赤くなります。食べると血圧も上がる。そうすると傷があったところから滲出液がもれだします。傷があるところに醤油がくっついたら刺激で痒くなって掻いてしまう。*1

このように、「食べること」と「かゆみ」は、関係することが多いと考えられます。

しかし、その事実をもって、アトピーの原因は食生活にあると結論づけるには、やや無理があるように思います。

実際のところ、そもそもアトピーを発症しているがために、食べて温まる刺激だけでも、かゆくなってしまうのかもしれません。

 

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 (当サイトはいかなる治療法をも推奨するものではありません。また、当サイトに掲載されている情報を利用することにより発生したいかなる損害についても責任を負うものではありません。)

*1:佐藤健二, アトピー性皮膚炎の治療について. 2011年4月23日.