アトピー覚書ブログ

成人型アトピー 脱ステ・脱保湿患者のブログ

2016年9月 前腕の皺

前腕屈側の皺がなかなか治りません。

冬よりはかゆみが少なくなるなど、この夏わずかに改善しましたが、皺が消えることはありませんでした。

まったく掻いていないわけではありません。けれども、それほど強く掻きむしっているわけでもありません。外用治療をしていないから当然ともいえるのですが、やはり自然治癒は望めないのでしょうか。

覚書として、脱ステ後から現在までの前腕の経過を画像付きでまとめてみました。

なお、撮影機材はその都度異なり、片手撮影のため安定しておらず、光源も一定ではありません。いろいろな意味で見苦しいです。とくに断りがなければ左前腕の内側部分を撮影したものです。

 

 

 

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脱ステ直後。約10年前の写真。ものすごい乾燥でした。この頃は、脱保湿の考え方を知らなかったので、保湿成分配合の化粧水を塗って乾燥を和らげようとしていました。数年後、悪化のしやすさは残ったものの、きれいになりました。ですから、脱ステから数年後くらいまでは、「保湿が大事」と考えていました。その後も保湿剤を継続。

 

 

 

 

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脱ステ4年後。7年前の写真。スナップ写真からの切り抜き。腕はすっかりきれいになりました。アトピーでもあまり悩んでいません。ここまでの経過だけをみると「脱ステで良くなります。」と言えます。ただし、皮膚の不安定さは残り、汗で夏に悪化するタイプ。

そして、この後に思いもよらないことが起こります

(上の写真から下の写真までの間の経過は「私のアトピー歴(その2)」をお読み下さい)。

 

 

 

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脱保湿1年後。4年前の写真。6年前から "保湿依存状態" となり、5年前に脱保湿開始。佐藤健二医師の著書『患者に学んだ成人型アトピー治療 -脱ステロイド・脱保湿療法-』(2008年)に出会い、脱保湿を決意しました。個人的には、脱ステよりも脱保湿の方が大変に感じます。

 

 

 

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脱保湿3年後。2年前の写真。脱保湿後に一時的にきれいになったときの様子。といっても、光がよく当たっているのできれいに見えています。よく女優の顔の皺などを隠すために強く光を当てることがありますが、それと同様の効果が出ています。目立った傷はみられませんが、ある程度の皺と炎症は残っています。

 

  

 

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脱保湿5年後。現在の写真。上の写真より明らかに悪化しています。ただし、光の関係で陰影が強く出ているので、実際の見た目はもう少しましです。全面に皺が寄っているのがわかると思います。

 

 

 

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現在の写真。左前腕の真ん中あたりです。このように、手首までうっすらと皺が覆っています。脱ステロイドの前や、脱保湿の前には、この皺は一切ありませんでした。写真からも少しうかがえますが、皺は角度によっては光って見えます。また、血管が浮き出ていません。

 

 

 

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皺を拡大するとこんな感じです。一体何が起きているのでしょう。

 

 

ところで、当ブログでは、なかなか治らない皺のよった皮膚について、「皮膚萎縮」または「苔癬化」という言葉を用いて表現してきました。

症例写真などを参考に、老人のように弾力性がなく細かく皺がよった皮膚については、ステロイドによる「皮膚萎縮」が起きていると考えてきました。皮膚が薄くなっていると思われたからです。

一方、皺と皺の間が明らかに盛り上がっている皮膚については「苔癬化」していると考えてきました。苔癬化とは繰り返される掻破によって皮膚が肥厚した状態であるという知識があり、その通りに皮膚が厚くなっているようにみえたからです。

しかし、深谷元継医師のブログにおける指摘を読んで考え方を改めることにしました。深谷医師は、萎縮にせよ苔癬化にせよ、表皮の状態を正確に知るには皮膚生検が必要で、およそ肉眼ではわからないであろうと指摘しています。 

 

 

私の前腕で何が起きているかは、それこそ素人目にはわかるはずもなく、皮膚生検をしてみなければ確実なことは言えません。

したがって、今後は、「萎縮している」などの表現は用いず、見た目のままに「皺が寄っている」などの表現に改めることにします。

過去の記事における同表現については、当時の私の考え方を反映した表現でもあるので、一律に訂正することはせずに、必要に応じて個別的に訂正することとします。

 

それにしても、皺が寄っていて、何年も治らないこの状態は何なのでしょうか。アトピー患者のなかには、このような皺や色素沈着がどうしても治らなくて悩んでいる人が多いと思います。

治療としては色々と選択肢があるのでしょうが、私自身は脱ステロイドおよび脱保湿の離脱症状の経験から、皮膚に何かを外用する気にはどうしてもなれません。

また、発汗を繰り返すことによって、一度は皺が目立たないまでに回復しました。3年前、私は当時の経過について、次のようなメモを残しています。

秋以降から年明けにかけて、腕の目立つ湿疹はほとんど消失した。皮膚の萎縮は少し残っているが、徐々に改善傾向にある。湿疹と萎縮が消えた部位は、冬でもスベスベしている。長らく忘れていた感触なので、とても嬉しい。

 

今後は、今一度、外用なしで改善する可能性にかけてみたいと考えています。