アトピー覚書ブログ

成人型アトピー 脱ステ・脱保湿患者のブログ

2016年2月 経過は横ばい

12月の最終週あたりから悪化した症状は、1月は横ばいで、2月もほぼ横ばいという経過でした。大きな変化がない中で、少しばかりの一進一退があったという感じです。

  • 顔のび漫性紅斑
  • 手首の苔癬化 

上の2つがこの冬に悪化した主な症状です。他に気になるのは前腕の苔癬化部分くらいで、あとは大きな病変はありません。

 

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2016年の1月および2月の東京の気温の変化をグラフでみてみます(縦軸の目盛の位置を合わせるため、図が上下にずれています)。

1月は徐々に気温が下がっています。一方、2月は徐々に気温が上昇に転じていることがわかると思います。

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不思議なもので、皮膚症状もだいたい似たような経過をたどっています。つまり、気温が下がれば悪化傾向で、気温が上がれば改善傾向となります。基本的には横ばいであまり大きな変化はないのですが、1月よりも2月の方がやや楽であった感覚があります。

12月~2月を振り返ると、一番厳しかったのは12月後半から1月前半にかけての悪化時期であり、その後は比較的悪い状態を保ったまま、あまり変わらない、といったところでした。

今後の予想をしてみます。過去の経験からすると、3月もあまり大きな変化はなく、4月に年明け後初めての汗による「春の悪化」を迎えていったん落ち込むものの、皮膚が夏仕様となるにつれて改善していくことと思われます。

 

赤ら顔が今の一番の問題です。かゆくて顔をこすってしまうのは相変わらずです。ただ、例年に比べると、顔がかゆくなる回数が少ないように思います。また、明らかに落屑の量が少ないです。去年はもっと部屋に落ちる粉の量が多かったと思うのですが、今年はそれほどではありませんし、首から下の落屑はほとんどありません。

1日の落屑の量は、過去一番多かったときで、かき集めれば盛り塩くらいにはなりました。でも、今年は小さじ一杯分も集められないでしょう。

ということは、顔の症状も、去年よりは改善していると考えられます。

 

なぜこの冬の経過が去年より良いのか。これはよくわかりません。

年々緩やかながら確実に良くなっているので、単に自然経過で良くなっているのかもしれません。現在行っている治療A・B・Cのいずれかの効果、あるいは相乗効果が、奏功しているのかもしれません。あるいは、石けんを使っていないからかもしれません。

 

この冬は、石けんを、手と股間以外には全く使用しないで日常生活を送っています。

いろいろと良い効果を実感しているのですが、特筆すべきは、髪の毛がサラサラであることです。これまでの人生で1、2を争うくらい良い状態です。シャンプーもリンスもトリートメントもコンディショナーもまったく使用せず、お湯のシャワーで頭皮を軽く指で洗っているだけです。頭皮のかゆみもありません。

おそらく、乾燥肌であるところに、界面活性剤を使用しないことで、頭皮と髪の毛の油分が絶妙なバランスに近づいたためと考えています。皮脂で頭皮がベトベトしている人はシャンプーを使った方が汚れが落ちてさっぱりするでしょうけれども、私の今の状況では、お湯のみで洗うことが一番適しているようです。

 

さらに、石けんの効果かどうかはわからないのですが、上半身背面がスベスベになりました。見た目は乾燥肌に変わりはないのですが、指で触った感覚がスベスベなのです。これはとてもうれしい変化です。ただし、スベスベなのは背中からお尻と脇腹までで、胸・腹・首はガサガサしています。おそらく、掻いているか否かの違いであると思われます。

 

まとめると、2月は横ばいながら少しずつ楽になっており、部分的には良い変化もみられているので、全体として良くはありませんが悲観するほどでもありません。去年の冬は毎晩眠れずに悲観的になったものでした。この調子で、春を迎えられたらと思います。

 

最後にニュースをひとつ。2016年2月、日本皮膚科学会のホームページで、「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2016年版」が公開されました。

ざっと読んでみた個人的感想を以下箇条書きにします。

  • 前回2009年のガイドラインに毛が生えた。
  • 評価できる部分も少しあるが、基本的に全然ダメなところは相変わらず。
  • タキフィラキシーは言及するも否定的見解、リバウンドは言及すらなし。
  • このガイドラインに従っても、アトピー性皮膚炎およびステロイド誘発性皮膚炎は治らないであろう。
  • 第Ⅱ章はいらなかった。

何と言えばいいのか、言葉で表現しにくいのですが、日本皮膚科学会というところは、非常に保守的な組織なのだと思います。非常に保守的であることを、自分たちが気付いていないくらいに保守的なのだと思います。知っている仲間同士で先祖代々受け継がれてきた土地に暮らしているようなイメージです。なかなか新しい世界を知ろうとはしません。

そして、お役所に似ています。前例を踏襲して、過去の誤りを正すというより、諸先輩方の業績を傷つけないようにする。

当初から今回のガイドラインに対して期待はしていませんでしたから、当然の結果として受け止めています。

ともあれ、詳細な検討については別稿に譲りたいと思います。