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アトピー覚書ブログ

成人型アトピー 脱ステ・脱保湿患者のブログ

脱風呂について

脱保湿

アトピー性皮膚炎患者にとって、「入浴」は重要なテーマのひとつだと思います。

  • シャワーの刺激
  • 湯船に浸かるか否か
  • 塩素
  • 石けん
  • シャンプー
  • タオル
  • 洗顔

少し考えただけでも、さまざまな要素が挙げられるうえに、毎日向き合わなければならない問題です。

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この入浴に関しては、「脱風呂」と呼ばれる、あえて風呂に入らない方法があります。実践したことがあるかどうかはさておき、アトピー患者であれば一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。今回は、この脱風呂についての個人的な体験を記したいと思います。

私自身は、脱風呂について、明確な評価をできません。というのは、脱風呂をして、改善したこともあれば、悪化したこともあるからです。

 

私が脱風呂で改善したときの話

私の場合、アトピーの症状がひどいときは、入浴することが一日のうちの大きなイベントとなることがあります。脱保湿をして間もない頃は、風呂から出た直後、30分くらいでしょうか、猛烈なかゆみに襲われていました。脳にくるようなかゆみで、かゆみに耐えながら思わず声がもれるほどでした。

その辛さが脱風呂を実践した理由のひとつだったかもしれません。ともかく、脱保湿をしているうちに、当時の皮膚の状態では、乾燥させることが大切であると気付いたので、皮膚を濡らさない「脱風呂」は試みる価値があると考えたのです。

実際に脱風呂をしてみると、その効果を感じることができました。皮膚が乾いた状態が続くと、赤みがあり炎症が起きている部位の色が茶色に近い色に落ち着いてくるのです。さらに続けると、部位によってはかさぶたになる、という具合です。

その時は、1週間に1回シャワーを浴びるだけというサイクルを、3~4サイクル繰り返した記憶があります。1サイクルごとに、ゆっくりとではありますが、確実に炎症が落ち着いていく感覚がありました。夏で日中には汗をかきましたが、そのことはあまり気になりませんでした。もちろん、大量に発汗するような運動は控えました。

しかし最後は、小さいものですがかさぶたの下に膿が生じてしまい、医師にみせると細菌感染を起こしているといわれてしまいました。脱風呂の効果もそれ以上は上乗せできない感じがあったので、その時点で脱風呂をやめることにしました。

終わり方は良くありませんでしたが、確かに脱風呂によって、身体を濡らさないことで、改善を感じることができたのです。 

 

私が脱風呂で悪化したときの話

以上のような、脱風呂による改善経験があるので、脱保湿開始の数年後から現在に至るまで、1年に数回くらい脱風呂を試したくなることがあります。風呂に入った後が辛いような時です。しかし、実際にやってみると、往時のような効果はなく、むしろ悪化してしまいます。

何日か風呂に入らないでいると、とくに頭皮と顔が痒くなってしまうのです。痒くなる時間は夜間が多いと思います。とても眠れたものではないので、たまらず夜中にシャワーを浴びるほかなく、脱風呂を断念することになるのです。こういうときは、石けんを使ってきちんと洗ったほうが痒みが和らぐ気がします。

なぜ、脱風呂で悪化してしまうのでしょうか。体を洗わないことで、細菌や真菌などが繁殖して痒みを引き起こしているのかもしれません。そうであれば、きちんと菌を洗い流したほうが良いのでしょう。この点は、石けんを使うべきか、使わないべきか、という議論に通じるものがあると思います。皮脂が取り除かれてしまうので石けんを使わない方がよいという主張と、石けんを使って痒みの原因となるものを洗い落とすべきという主張があります。

一方で、なぜ初めて脱風呂を試みた時は、改善したのでしょうか。もしかしたらアトピーの重症度が関係しているのかもしれません。初めて脱風呂をした当時は、脱保湿開始直後の時期で、かなり皮膚に赤みがあり重症だったと思います。乾燥させることで赤みが落ち着いていったことが印象的でした。その後から現在に至るゆるやかな改善の過程で、首から下の皮膚の赤みは相当落ち着いています。脱風呂の適応時期は過ぎ去ったのかもしれません。

また、その過程の中で、皮膚細菌叢の状況が変化したのかもしれません。そのため、現在は細菌または真菌の皮膚への影響力が強いという可能性も考えられます。最初の脱風呂をやめるきっかけも細菌感染でしたから、細菌の影響は大きな要素であると考えられます。

 

このように、脱風呂について、私自身は明確な答えをもっていません。他人に推奨するわけでもありません。ただ、脱ステ・脱保湿をする人が一度は通る道かもしれないので、参考までに個人的な体験を記しました。脱風呂によって良くなる人もいれば、悪くなる人もいるかもしれない、ということです。

 

(当サイトはいかなる治療法をも推奨するものではありません。また、当サイトに掲載されている情報を利用することにより発生したいかなる損害についても責任を負うものではありません。)