読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

アトピー覚書ブログ

成人型アトピー 脱ステ・脱保湿患者のブログ

ステロイド外用薬の副作用(1:インタビューフォームより)

ステロイドの副作用

ステロイド外用薬の副作用にはどのようなものがあるのでしょうか。ここでは、製薬会社の提供する情報を見てみます。「デルモベート」のインタビューフォームからの引用です。

 f:id:atopysan:20150916114716p:plain

 

皮膚の感染症

  • カンジダ症
  • 白 癬
  • 伝染性膿痂疹
  • 毛嚢炎・癤
  • 蜂織炎
  • 感染症の悪化

その他の皮膚症状

  • ステロイド痤瘡
  • ステロイド酒さ
  • 痤瘡様疹
  • 皮膚萎縮
  • 皮膚萎縮線条
  • 毛細血管拡張
  • 紫 斑
  • 紅 斑
  • 紅色丘疹
  • 魚鱗癬様皮膚変化
  • 皮膚乾燥
  • 乾皮症
  • 乾燥化
  • 皮膚亀裂
  • 多 毛
  • 色素脱失
  • 色素沈着
  • 一過性の刺激感
  • 落屑増強
  • 爪周囲痛

過敏症

  • 皮膚の刺激感
  • 接触皮膚炎
  • 掻痒

その他

  • 満月様顔
  • 四肢の細くなった感じ
  • 原疾患の悪化
  • 浮腫
  • 紅潮
  • 発赤

インタビューフォームを読めばわかりますが、これらの副作用の発現頻度はとても低いです。低いけれども、報告されたものを、ここでは軟膏剤・クリーム剤・ローション剤をまとめて一覧にしました。

上記のうち、相対的に頻度の高い副作用は、

  • ステロイド痤瘡
  • 皮膚萎縮
  • 毛細血管拡張

でした。これは私も経験があるので納得がいきます。

さらに、私見では、上記の3つと次の3つの副作用が、実際には頻度が高く、かつ、症状のつらい副作用だと思います。

  • ステロイド酒さ
  • 皮膚乾燥
  • 掻痒

リバウンド時によく見られると思われるステロイド酒さは、同時に、顔面が赤く腫れあがったり、浸出液が出たり、とても症状のつらいものです。

また、言及されることが少ないのですが、尋常ではない皮膚の乾燥が起きると感じます。かゆみを通り越して痛みを感じる場合もあります。

そして、ステロイド外用薬を塗った後でぶり返してくる掻痒感は、言葉で言い表せない程の、大変にかゆいものです。

参考のために、赤字で示したのは、アトピー性皮膚炎診療ガイドライン(2009)で言及されている副作用です。最小限の言及にとどめている印象です。また、ガイドラインでは、「顔面の紅斑」と「色素沈着」について、ステロイド外用薬の副作用ではないと主張しています。

 

なお、インタビューフォームには、重大な副作用と初期症状として、白内障などについて記載があります。

眼瞼皮膚への使用に際しては、眼圧亢進、緑内障、白内障を起こすことがあるので注意すること。大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法(ODT)により緑内障、白内障等の症状があらわれることがある。

その他の副作用のなかには、副腎機能抑制について記載があります。

4) 下垂体・副腎皮質系機能:大量又は長期にわたる広範囲の使用、密封法 (ODT)により、下垂体・副腎皮質系機能抑制を来すことがあるので注意すること。 

妊婦、産婦、授乳婦等への投与では、

妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては使用しないことが望ましい[動物実験(ラット)で催奇形作用が報告されている]。 

 小児等への投与では、

小児等に対して長期使用又は密封法(ODT)は、発育障害を来すおそれがあるので避けること。また、おむつは密封法(ODT)と同様の作用があるので注意すること。 

 と注意喚起されています。

とりわけ、妊産婦や授乳婦、乳幼児や小児の場合は、ステロイド外用薬の使用について慎重を期すべきと思います。