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アトピー性皮膚炎患者の総数

追記:2015年12月17日最新版を投稿しました。

アトピー性皮膚炎の患者数(平成26年患者調査反映版) - アトピー覚書

 

日本にアトピー性皮膚炎の患者がどのくらいいるのかについては、詳細な統計調査は行われておらず、今のところ推計するほかないようです。

国民の約 1 割がアトピー性皮膚炎に罹患していると考えられる。 ただし、アトピー性皮膚炎に対する大規模かつ詳細な研究、最新の報告はないため、その推移に関しては今後の検討課題である。
(厚生科学審議会疾病対策部会,リウマチ・アレルギー対策委員会「リウマチ・アレルギー対策委員会 報告書」平成23年8月)

 

推計としては、厚生労働省が3年に1回行っている「患者調査」に、アトピー性皮膚炎の総患者数が記載されています(この統計における「総患者数」は算式による推計)。

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このグラフを見ると、ここ20年くらいは、多少の増減はあるものの、目立った変化は見られません。

同「患者調査」には、年齢階級別での総患者数の統計もあります。

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こちらのグラフからは、直近の調査になるにつれて、30歳代以降で患者数が増える傾向が見てとれます。最近の成人のアトピー性皮膚炎患者が増えているという指摘は、この調査結果をみるかぎり納得できます。

上記の通り、患者調査(2011年)において「アトピー性皮膚炎」の患者数は369,000人です。同調査で患者数の多い病気を見てみると、

  • 「本態性(原発性)高血圧(症)」8,986,000人
  •  「高脂血症」1,886,000人

  •  「インスリン非依存性糖尿病」1,663,000人

という結果でした。こうした数字を見ると、厚生労働省が生活習慣病への対策を重視する理由もわかります。

政府のアトピー性皮膚炎への対策が、標準治療を喧伝することくらいにしか感じ取れないのは、統計上の患者数がそれほど多くないからかもしれません。