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アトピー覚書ブログ

成人型アトピー 脱ステ・脱保湿患者のブログ

私のアトピー歴(その1)

アトピー歴

ここでは、私のアトピー歴について記したいと思います。

概要

  • 幼児期・・・アトピー性皮膚炎の診断・治療歴あり
  • 小・中・高・大学・・・軽度のアトピー症状
  • 20代前半・・・寛解
  • 20代後半・・・皮膚症状悪化を受け、ステロイド外用剤およびタクロリムス軟膏を約1年間使用。リバウンドを経て、いわゆる「脱ステロイド・脱プロトピック」を実施、保湿剤中心の治療へ移行
  • 30代前半・・・一時期寛解するも、保湿依存状態になり、リバウンド並みの激しい離脱症状を経験。
  • 以降~現在・・・外用剤を完全に中止、夏の汗と冬の乾燥による悪化を繰り返す

ステロイド外用薬およびタクロリムス軟膏の使用と中止

20代の後半、発汗により肘窩に湿疹ができ、なかなか治らなかったので近所の皮膚科に行きました。そこで、私自身としては、生まれて初めてステロイド外用剤を処方されました。これが現在までつづく長い闘いの始まりでした。

湿疹にステロイドを塗ると、一晩で跡形もなく消えてなくなってしまいました。そのあまりの効き目の強さに大変驚いたことを覚えています。ところが、湿疹はふたたび現れました。またステロイドを塗ると、すぐに治りました。しかし、数日後にはまた湿疹が現れます。その湿疹は、感覚として、前回の湿疹よりも炎症の度合いが強い感じを受けました。抑え込むと、その抑え込んだ力を上回る力で湿疹がぶり返してくる感じです。

炎症は次第に強くなっていきました。そのうえ、ステロイドの効き目が最初の頃よりも悪くなったので、塗布するステロイドの量も増えていきました。そのうちに、それまで湿疹が出ていなかったところにまで、湿疹が出るようになりました。そして、とうとう顔に湿疹ができ始めたのです。

容易に治りそうもない顔の湿疹に、皮膚科では、初めてプロトピックを処方されました。すがる思いでプロトピックを塗りました。当初は湿疹に効きました。しかし、湿疹は再発します。塗っては治り、塗っては治り、ということを繰り返しました。顔にはプロトピック、身体にはステロイドです。

そして、今も忘れもしない4月のある朝、私の顔は突然赤く腫れあがっていました。街ゆく人が驚いた顔で私の顔を見つめました。両親は、私の顔を見て何事かと慌てました。このとき、私はステロイドとプロトピックによる副作用が起きていることを確信しました。これ以上薬を塗ってはいけない、皮膚科医に頼ってはいけないと、強く思いました。しかし、顔の腫れが辛くて我慢ならず、皮膚科医に副作用を訴えたい気持ちもあり、皮膚科を訪れました。

私の顔を見て皮膚科医は驚きました。

「どうしたの??」

私は皮膚科医に告げました。

「プロトピックの副作用だと思うのですが・・・」

皮膚科医は、

「そんなはずはない、これは炎症を抑える薬だから!」

と取り合わず、顔の炎症に対してステロイドを処方しました。それ以来、私はその皮膚科を訪れたことはありません。

その後は、さらに辛い日々が待っていました。電車に乗っていた時のことです。耳に違和感を感じたので触ってみると、耳たぶから浸出液がだらだらと流れ出していたのです。それは2週間止まりませんでした。落屑が激しく、日に数回、落屑が生じたこともありました。全身の激しい痒みで夜はまったく眠れませんでした。何時間もかけて、体、腕、脚、肛門まで、かき続けます。明け方になって、ようやく眠りにつくことができるのでした。

何か手を打たなければと思った私は、皮膚病に著効があるとされ、湯治客を受け入れている温泉へ行きました。私にはその温泉が合っていたようで、夜にも眠ることができ、真っ赤だった皮膚は次第に茶色に落ち着いていきました。1週間の滞在でかなり改善しました。帰京後に症状が再燃しましたが、再びこの温泉で1週間湯治を行い、結果として、リバウンドの最悪期を乗り切ることができました。

 

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(写真は温泉治療中に撮影したもの。首から肩の部分)

思えば、私のステロイド離脱症状は、最重症の人に比べれば、やや穏やかであったと思います(黄色い浸出液というものは出ず、また比較的早く浸出液が止まりました)。その温泉がたまたま私の身体に合っていたことや、たまたま細菌感染を起こさなかったことなど、リバウンド期を乗り切れたのは運が良かったともいえます。