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アトピー覚書ブログ

成人型アトピー 脱ステ・脱保湿患者のブログ

治療薬

デュピクセントを米FDAが承認

アメリカ食品医薬品局(FDA)が、2017年3月28日、新しい湿疹治療薬 Dupixent デュピクセント(Dupilumab デュピルマブ)を承認しました。 以下、FDAニュースリリースから一部翻訳転載します。 アメリカ食品医薬品局は、本日、成人の中等症から重症の湿疹(ア…

ネモリズマブのニュースを受けて

今月のネモリズマブの治験結果に関するニュースを発端として、インターネット上でネモリズマブへの期待を寄せる声が散見されています。 これでアトピー患者が救われることになるのではないかとの声や、早く薬が使えるようになってほしいなどの声があがってい…

アトピー性皮膚炎の新薬開発状況

抗体医薬 dupilumab デュピルマブ (Dupixent デュピクセント) IL4Rα抗体 注 サノフィ(株) 国内:厚生労働省申請中 海外:米FDA及び欧州EMA申請中 MEDI9314 IL4Rα抗体 アストラゼネカ(株) 国内第Ⅰ相 lebrikizumab レブリキズマブ IL13抗体 注 ロシュ社 海外第…

デュピルマブ続報

ミクスOnlineの17日付の記事によれば、サノフィ日本法人のナトン社長が、昨日(2016年11月16日)都内で記者会見を行い、デュピルマブ(Dupilumab)を成長ドライバーとする6製品のうちのひとつに挙げたということです。申請予定時期は非開示*1 。 つまり、サ…

水素とアトピー性皮膚炎

水素の治療効果 水素水がブームになっているようです。 大手飲料メーカーの水素水がコンビニに陳列され、大手家電メーカーの水素水生成器が販売され、健康のために水素を取り入れている有名人が紹介されたりしています。 水素水が注目を浴びるようになったの…

PDE4阻害薬クリサボロール

アナコア社のクリサボロール 最近、新たなPDE阻害薬のエキサイティングな出現とともに、掻痒および炎症の基礎コントロールにおける関心が高まっている。*1 このようにコメントを寄せているのは、かの有名なHanifin氏です。アメリカでは、新たなアトピー性皮…

期待の新薬ネモリズマブ

アトピーにも抗体医薬品 アトピー治療は近く大きな転換期を迎えるかもしれません。 アトピー性皮膚炎を対象とする新しい抗体医薬品の登場によってです。 すなわち、デュピルマブとネモリズマブです。 現時点では、デュピルマブが先行し、その後をネモリズマ…

PDE4阻害薬とアトピー性皮膚炎

大塚製薬創製の PDE4 阻害剤 今月(2016年2月9日)、大塚製薬は、自社創製した OPA-15406 の米国における開発・販売・製造権を、米メディメトリクス社に導出する契約を締結したと発表しました。 OPA-15406 は大塚製薬が創製した PDE4 阻害剤*で、現在米国に…

コラーゲンサプリの効果はいかに

はじめに 過去の記事「セラミドサプリの効果はいかに」において、コラーゲンを経口摂取した場合では皮膚への有効性が期待できないことについて少し触れました。アトピーとの関係性が高いとも思われず、詳細に検討する必要がないようにも感じるのですが、補足…

500ダルトンルールとヒアルロン酸

プロトピックは正常な皮膚からは吸収されない? アトピー性皮膚炎患者であれば、「プロトピック軟膏は正常な皮膚からはほとんど吸収されない」という話を一度は耳にしたことがあると思います。 例えば、プロトピック軟膏のインタビューフォームには、タクロ…

アトピーにミドリムシ?

最近、私のアトピーを心配してくれる知人から、「ミドリムシを飲んでみたら?」と勧められました。 こういうときにどう返答をしたらよいのか、まだ良い言い方が見つかりません。とりあえずその場は適当にお茶を濁しました。 それはさておき、ミドリムシ(ユ…

セラミドサプリの効果はいかに

セラミドとは 角層細胞間脂質を構成する成分の一つで,スフィンゴシン骨格に長鎖脂肪酸が酸アミド結合した中性脂質分子の総称.*1 セラミドと聞くと、化粧品に配合されているものとしてのイメージが強いかもしれませんが、元々表皮の角質細胞間にある脂質で…

ダニ減感作療法薬

ダニ減感作療法薬が相次いで発売 先週、「ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎」に対する新しい減感作療法(アレルゲン免疫療法)薬が発売されました。アトピー性皮膚炎とは関係のない話かもしれませんが、アレルギー性鼻炎を合併している患者も多いと思われます…

アトピー性皮膚炎に対するタクロリムス外用薬

今年2015年7月に、コクラン・スキングループが「アトピー性皮膚炎に対するタクロリムス外用薬」*1 というレビューを発表しました。 このレビューは、中等症から重症アトピー性皮膚炎に対するタクロリムス外用薬について、他の治療薬と比較した場合の、有効性…

免疫抑制剤

先日記したデュピルマブが、免疫抑制剤のなかでどのように位置づけられるのか曖昧なところがありましたので、簡単な一覧から分類してみました。国内のアトピー性皮膚炎に関係する薬は青色で示しました。副腎皮質ステロイド薬とカルシニューリン阻害薬です。 …

期待の新薬デュピルマブ

デュピルマブの治験 「私は3回注射しましたが、まさに奇跡です」と彼女は言った。 彼女の皮膚はもはや赤くはなく、かゆみもなくなり、よく眠れるようになったのである。*1 これは、デュピルマブ(dupilumab)という新薬の治験に参加した女性についての記述…

グリチルリチン酸の作用と副作用

グリチルリチン酸はステロイドと同じ? グリチルリチン酸について、一部で話題になっているようです。 日本オムバスの支援を受けて運営されている「あとぴナビ」というサイトで、「知っておきたい甘草・グリチルリチン酸の危険な話」という記事が掲載された…

ω-3脂肪酸とω-6脂肪酸

アトピー性皮膚炎の原因? アトピー性皮膚炎の原因として、「ω-6脂肪酸の過剰な摂取」を指摘されることがあります。また、ω-3脂肪酸が、アトピー性皮膚炎に良いという話をしばしば聞きます。 たとえば、Wikipediaの「アトピー性皮膚炎」のページには、原因の…

サプリメントについて

魚油サプリの効果に疑問符 先日のニューヨークタイムズ紙に、興味深い記事が載っていました。心臓血管疾患に良いとされる魚油(Fish Oil)についての記事です。日本でも、ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタエン酸(EPA)などのサプリを、ドラッグス…

タクロリムス軟膏について

タクロリムス軟膏とは タクロリムス軟膏(商品名:プロトピック)は、ステロイド外用薬と同じように、免疫抑制剤です。体の免疫システムを抑制することで炎症を抑えます。ただし、タクロリムスはステロイド(グルココルチコイド)とは異なる機序で免疫抑制作…